フケの原因や対策方法についてご存知ですか?「毎日きちんと髪を洗っているのに、フケが出る…」と悩んでいる方は多くいます。
フケはなんとなく不潔なイメージがありますが、そもそもフケとは何でしょうか。今回は、フケの正体や種類、増えてしまう原因と防ぐための頭皮ケア法を解説していきます♪
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フケとは?
ふけは古くなった頭皮の角質が剥がれ落ちたものです。決してよいイメージはないものの、どんな健康な人にでもふけは発生します。では、その正体とは一体何でしょうか。ふけは頭皮から出る老廃物、つまり肌から出る垢のようなもので、通常は皮脂や汗、ホコリが混ざっています。人間の皮膚は、約6週間のサイクルで生まれ変わるターンオーバー(肌の生まれ変わり)があります。当日も同じく、ターンオーバーのときに古くなった頭皮の角質が皮膚の奥から押し出され、剥がれ落ちたものがふけなのです。通常のターンオーバーで発生するふけは垢のように小さく、通常は洗髪で取り除かれるため、目立つことはありません。
頭皮は体のなかでも、特に皮脂の分泌が盛んな部位です。さらに、頭皮には皮脂や汗などを栄養とするマラセチア菌という皮膚常在菌がいます。ほどよい皮脂は頭皮に潤いをもたらし、マラセチア菌は雑菌や細菌の侵入を防いで頭皮の健康を守ってくれています。
ところが、何らかの理由で皮脂やマラセチア菌のバランスが悪くなり、多すぎたり少なすぎたりすると、頭皮のターンオーバーが崩れ、角質が大量に剥がれ落ちる「ふけ症」と呼ばれる状態になります。
フケの種類と特徴
フケは、含まれる皮脂の割合によって、ベトベトした「脂性」とカサカサした「乾性」の2つに大きく分けられます。ふけのタイプ別にみていきましょう。
脂性ふけ(ベトベトタイプ)
髪の根元のほうにべったりと付着しているフケです。油っこい食事や不十分な洗髪のほか、ホルモンバランスの乱れなどが原因で、頭皮の皮脂分泌が過剰になることで出やすくなります。
洗髪不足などで皮脂が過剰にある場合は、皮脂を栄養とするマラセチア菌や細菌も必要以上に増殖します。これによって地肌が刺激を受け、ターンオーバーが乱れて大量のふけが発生します。取り切れていない皮脂は酸化が進み、ほこりや汚れを吸着し、古い角質とまざりあってベトベトした脂性ふけとなります。もともと脂性肌タイプの人は、頭皮に皮脂や汗が人より多く発生するため、脂性ふけになりやすいと言えます。
湿度の高い梅雨時期や夏場に特に多くなります。
特徴
・白~やや黄色がかった白
・湿ってベトベトしている
・大きな塊となって落ちる
・頭皮や頭髪にはりつく
乾性ふけ(カサカサタイプ)
乾燥した頭皮で生じやすく、乾いていてパラパラした細かい形状のフケです。潤いがなく乾燥した頭皮は免疫力が低下し、ターンオーバーのリズムが早まって未熟な角質細胞まで剥がれ落ちるようになります。
乾燥肌の人に多いといわれていますが、洗浄力の強いシャンプーを使ったり、洗う回数が多かったりして、頭皮に必要な皮脂が不足することでも生じやすくなります。
また夏場に紫外線を長時間浴びて、頭皮が日焼けしてしまったときにも乾性フケが見られる場合があります。
空気が乾燥する寒い時期に特に多くなります。
特徴
・白く細かい
・カサカサと乾燥している
・パラパラと落ちる
フケの主な原因
フケは誰にでも出るものですが、フケが目立つほど増える原因には生活習慣なども深く関係していると考えられています。たとえば、食生活の乱れや不規則な生活、睡眠不足、ストレス、疲労などがあげられます。こうした生活習慣がホルモンバランスの乱れを招き、頭皮のターンオーバーに影響を与えてフケの発生につながることも考えられます。
また、上記の原因以外にも、乾性フケと脂性フケのそれぞれにみられる原因があります。フケのタイプ別にみていきましょう。
乾性フケの主な原因
頭皮が乾燥すると、乾性フケが出やすくなります。頭皮の乾燥を招く原因としては、次のようなものがあげられます。乾燥した頭皮は非常に敏感なため、わずかな刺激で炎症を起こしやすくかゆみの原因となることがあります。
・洗髪のしすぎ
・洗浄力の強いシャンプーの使用
・乾燥する季節
・紫外線によるダメージ
・加齢による頭皮のうるおい不足
脂性フケの主な原因
脂性フケが生じる頭皮は、皮脂が過剰に分泌されている状態です。とくに注意したいのが、マラセチア菌というカビの一種。カビといっても誰の皮膚にでも存在する菌(常在菌)ですが、皮脂をエサとして増殖することがわかっています。マラセチア菌は、皮脂を分解して遊離脂肪酸を増加させ、頭皮のターンオーバーを早めてフケの量を増やしてしまいます。
ほかにも、次のような原因で脂性フケが増えると考えられています。
・洗髪時の汚れ残り
・シャンプーなどのすすぎ残し
・ワックスなどのヘア剤をつけたまま寝る
・汗をよくかく
・帽子やヘルメットなどで頭が蒸れる
正しい頭皮ケアとは?
フケ症は放っておくと、抜け毛やかゆみなど他の症状につながる場合もあります。日ごろからきちんと頭皮ケアをすることが大切です。正しい頭皮ケアのポイントを知っておきましょう。
頭皮ケアの基本はブラッシング
頭皮にいちばん大切なのは適度に刺激し血流を促すこと、そして清潔に保って、過酸化脂質などの汚れが毛穴に詰まるのを防ぐこと。ブラッシングには、程よく地肌に刺激を与えるマッサージ効果と、頭皮に付着した埃などを落とす効果が望めるので、基本ケアと認識していただきたい。
洗髪時の注意点
しっとりとした大きなフケの場合
原因は過剰な皮脂なので、洗髪は毎日行い、頭皮から皮脂をしっかり洗い流すようにしましょう。フケやかゆみをおさえる効果のある薬用シャンプー・薬用コンディショナーの使用がおすすめです。
シャンプーの際は、頭皮には爪を立てず、指の腹でマッサージするような感じで、シャンプーはよく泡立てて使いましょう。また、すすぎも十分に行いましょう。
サラサラとした小さなフケの場合
頭皮を清潔に保ち、乾燥を防ぐことがポイントとなります。そのため、保湿剤配合などで、頭皮にやさしく、かつフケやかゆみをおさえる効果のある薬用シャンプー、アミノ酸系の洗浄力の優しいもの、保湿効果の高いシャンプーがおすすめです。
シャンプーの際の注意点はの上記のタイプと同じですが、洗いすぎで頭皮が乾燥していることも考えられるので、洗髪の頻度も見直してみましょう。基本的に髪は1日1回洗えば十分です。乾燥がひどいようなら、シャンプーは1日おきにするなど工夫してみましょう。
ポイント
頭皮がドライに傾きがちな人がシャンプー時に熱いお湯を浴びると、熱刺激によってさらに乾燥を助長してしまう心配が。38℃目安のぬるめのお湯で洗うようにしてみましょう。
洗髪後6~24時間で、頭皮の皮脂は洗髪前の量に戻るといわれています。低刺激性でマイルドなシャンプーを使用すれば、毎日洗髪しても差し支えありません。
洗髪後はドライヤーでしっかり乾かす
頭皮が濡れたままだと 雑菌が繁殖する原因 となります。洗髪後はしっかりドライヤーで乾かすようにしましょう。ただし、 ドライヤーの熱で頭皮にダメージ を与えてしまうこともあります。ドライヤーを使う前にはしっかりとタオルで水分を拭きとり、ドライヤーは頭皮から20cmほど離れた位置で、同じ場所に当たり過ぎないように左右に振って熱を分散させながら乾かすといいでしょう。
生活習慣を見直す
偏った食生活や睡眠不足などは頭皮の不調に影響します。
☑食事は規則正しくとる。
☑ビタミンB群を多く含む食物(豚肉、ほうれん草、牛乳、レバー、シイタケなど)をとるように心がける。
☑アルコールや脂肪分の多いものをとりすぎないようにする。
☑過労、ストレスをさけ、十分な睡眠をとる。
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは、 頭皮の血行を促進し頭皮環境を整えることができるためおすすめです。とくに乾性フケが気になる方は、 頭皮用の保湿ローション などをつけ、マッサージをするといいでしょう。
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頭皮の環境を整えることのできるヘッドスパもおすすめです。
しっとりとした大きなフケの場合は
・クレンジングスパ
・炭酸スパ
サラサラとした小さなフケの場合は
・オイルスパ
・クリームスパ
がおすすめです。
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紫外線対策をする
紫外線によって酸化した皮脂が地肌を刺激し、頭皮環境を悪化させます。また、頭皮を乾燥させ、乾性フケの原因ともなります。 帽子 や 日焼け止めスプレー などで、紫外線を浴びないように対策するようにしましょう。
まとめ
フケは生活習慣や洗髪方法などを見直すことでご自分でも対策できます。しかし、フケの症状に応じて対処の仕方も異なる点には注意しましょう。間違ったケアは、症状の悪化を招き、抜け毛などの原因になってしまうこともあります。
フケは気になるけれど、自分のフケのタイプが分からない……。
そんな方は、ぜひ皮膚科を受診してみてください。
自己判断するよりも、皮膚科専門医に診断してもらうことが安心です。
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