髪にクセがあると上手くまとまらなかったり扱いが大変ですよね。

さらにクセ毛の方は髪質的に乾燥しやすく、そのせいで髪が広がりやすい方が多い傾向です。

今回はそんなクセで乾燥して上手く扱えない髪質でお悩みのお客様のご紹介です。

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クセや乾燥でまとまらない本日のお客様

本日のお客様は元々クセやうねりがあり扱いにくい髪質です。

更に髪質的に乾燥しやすく中間から毛先にかけてはブリーチを複数回した履歴がありそのダメージとも相まってかなり乾燥して広がりやすい髪になっています。

今回はこのクセやうねりを落ち着かせていきまとまりのある髪質へ改善していきます。

しかしここでお客様にお悩みがあり、今のクセやうねりを落ち着かせてストレートのようにしていくと、ボリュームが無くなってしまうのではないか？

髪を束ねた時にストレート過ぎるよりクセがあった方が扱いやすいのではないか？

という不安で今のクセやうねりを残して潤いのあるツヤ髪にしてほしいとの事です。

難しい！笑

髪にツヤを出そうとすると、まず考えないといけないのが光の反射する屈折率が関係します。

簡単に説明すると髪がクセや乾燥でウネウネしていたりすると、髪表面は凸凹で光を乱反射してしまい確実にツヤは出ません。

なのでその毛流れを整えて髪の表面を鏡のようにツルっとする事で始めてツヤが出ます。

その為にはある程度毛束を整える為にストレートにしていく方が良いです。

いくらカラーやパーマをした事がない健康な髪でもクセやうねりで毛流れが整っていないとツヤはでません。

逆に傷んでいる髪でも負担の大きな縮毛矯正をかければ髪の毛流れは均一に整うのでツヤは出るという事です。

髪のツヤとダメージは必ずしもイコールであるという事ではないんですね。

まとまりの良い髪質改善 Before

では本日のお客様は潤いのあるツヤ髪でまとまりを良くしたい。

しかしクセやうねりは残してボリューム感も欲しい。

と中々に難しいお題でした。

今回はまずツヤを出す為にはこの、クセやうねりで広がった髪質をある程度落ち着かせないと絶対にツヤは出ません。

なのでクセを落ち着かせていきなりながら自然にまとまり毛先の方にかけてクセを残しながら不自然なストレー過ぎないスタイルにまとめていきたいと思います。

まとまりの良い髪質改善 After

根元から中間にかけてはしっかりとクセを落ち着かせていき毛流れを整えていきました。

中間から毛先にかけてはクセを落とし過ぎず動きのあるスタイルでまとまりもマシになったかと思います。

今回は毛先にかけてブリーチをされていたので逆に髪が柔らかくなっており栄養を入れやすかったので、そこに潤いを足す事である程度まとまりのある髪質へと変えていく事が出来ました。

しかしまだベースを整えていっただけなので日々のシャンプーなどで髪に入れた潤いが流れていきやすく、また乾燥して広がっていくかも知れません。

次回からはそれをなるべく髪の中で止まるように定着していきながら、更に髪の骨格や油分など足りないものを補っていく事で持続性も上がり、更に綺麗で扱いやすい髪質に変わっていくでしょう。

まとめ

髪質改善は一度で終わりという訳ではなく、エステのように繰り返し重ねていきながらステップアップしていく事でどんどん髪質が良くなっていくメニューです。

髪のベースを整えてどんどん綺麗になっていく髪をお楽しみ下さい。