一度白髪になった髪も黒髪に戻る場合があることはご存じですか?
白髪にも種類があり、黒髪に戻せる可能性があります。
今回は白髪になる原因と黒髪の戻せる白髪の特徴について紹介します♪
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白髪になる原因
白髪には遺伝による先天的な白髪と、ストレスや生活習慣による後天的な白髪があります。どちらも発生のメカニズムは同じです。髪を黒くするメラニンが無くなると白髪になります。その原因は大きく分けて4つあります。
メラノサイトの休止・死滅
メラノサイトとはメラニンを作る工場の役割があります。メラノサイトが休止したり死滅すると髪の色を作るためのメラニンが作られず白髪になります。
チロシンの不足
メラニンの原料はチロシンというアミノ酸の一種です。原料であるチロシンが不足すると、工場であるメラノサイトがいくら頑張ってもメラニンが作られず、白髪になってしまいます。
正常な指令が無い
工場であるメラノサイトが機能し、原料であるチロシンが十分にあっても、身体の機能として司令塔からの正常な指示が無い場合があります。その場合はメラニンが作られず、白髪になります。
加齢と女性ホルモン(エストロゲン)の減少
女性は加齢とともにエストロゲンの分泌量が減少します。特に更年期に入るとエストロゲンの分泌が急激に低下し、その結果、髪の質の変化や白髪の増加が見られることがあります。エストロゲンの減少は、毛包の機能低下やメラノサイトの活性低下を引き起こし、これが白髪の発生に関係している可能性があります。
黒髪に戻る白髪には特徴がある
白髪の中には、再び黒髪に戻るものもありますが、白髪が黒髪に戻るにはどのような条件が必要なのでしょうか。黒髪が白髪になる仕組みと合わせて解説します。
すべての白髪が黒髪に戻るのではなく、黒髪に戻る白髪には下記の2つの特徴があります。
・メラノサイト(細胞)のはたらきが休止している
・チロシン(アミノ酸の物質)が足りない
髪が黒くなるには、メラノサイトから生まれるメラニンが必要であり、メラノサイトが本来の働きを取り戻せると黒髪に戻る可能性があります。また、チロシンはメラニンの生成に必要不可欠な物質で、チロシンが足りないとメラニンが増えません。
上記の2つが原因である白髪のうち、原因を取り除くことで、およそ2割は黒髪に戻るといわれています。残りの8割の白髪はメラノサイトがすでに消失している状態なので、黒髪に戻すことは難しいでしょう。
黒に戻るパターンの白髪
「1度白髪が生えると、同じところから黒髪は生えない」という噂がありますが、実はこれは間違いです。ストレスや食生活の偏りにより色素幹細胞やメラノサイトの働きが阻害されることはありますが、正しい対策を行なうと次に生える髪は黒くなるかもしれません。
一時的なストレス・病気
ストレスや病気によって血行不良となり一時的にメラノサイト(色素細胞)の働きが低下して白髪になった場合は、それらの改善とともに黒髪が伸びてくる可能性はあります。
適度な疲れがある場合は休息が必要です。またストレスがたましすぎないよう趣味などで体を動かしてリフレッシュしたり、リラックスできる場所や空間に行くこともおすすめです。
精神的なストレスは髪だけでなく体調やいろんな部分に影響が出る可能性があるので、一度専門家に相談してみるといいでしょう。
食生活や栄養バランスの偏り
日々の食事で糖質を取りすぎてしまうと、余った糖が体内のタンパク質と結合し、体中の細胞の働きを鈍らせてしまうかもしれません。色素幹細胞やメラノサイトなど頭皮の細胞も働きが阻害され、白髪の原因につながります。
刺激物や体を冷やす食べ物も摂取し過ぎると頭皮が刺激されて白髪を含む髪のトラブルのリスクが高まったり、血流が低下して色素細胞に悪影響を与えたり、頭皮の健康状態が悪くなり、白髪の原因になる可能性があります。
食生活を見直し、栄養の取れた食事に改善されると黒髪に戻るケースが多いです。
睡眠不足
睡眠不足が白髪となんの関係があるの?と疑問にお持ちの方もいらっしゃると思いますが、実は大きく関係あります。
睡眠不足は前述したように血行不良を起こします。
人は起きている時間は交感神経が優位に働き、寝ている時には副交感神経が優位に働きます。副交感神経は主に体をリラックスした状態へと導き、逆に交感神経は体を緊張状態へと導きます。つまり、この交換神経が働いている時間が長いということは、気付かないうちに人の脳や体に大きな負荷とストレスをかけ、血管を収縮させるので前述したように頭皮へ十分な栄養を行き渡らせなくなります。
また、睡眠不足は睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンの分泌を少なくします。この成長ホルモンは体の疲れを回復する働きもありますが、髪の育成にも大きく関わっています!成長ホルモンが分泌されることで、毛母細胞ないしメラノサイトの働きが活性化し、髪の育毛も促進し、メラニン色素の定着も良くしてくれます。
妊娠・出産
妊娠・出産を通して、女性ホルモンの変化が髪の成長に及ぼす影響は決して小さくありません。特に「エストロゲン」のホルモンバランスが崩れると、メラノサイトの活動が弱まります。つまり、ホルモンバランスが崩れることでメラニン色素の生成・供給量が減少するため、白髪も増えてしまうというわけです。
産後の場合は睡眠不足や授乳による栄養不足なども白髪の原因になります。
妊娠、出産で、ホルモンバランスが乱れて白髪が増えた場合は8ヶ月〜1年で黒に戻るケースが多いです。
まとめ
白髪は、条件によっては黒髪に戻せる可能性があります。できるだけストレスを溜めないよう注意し、規則正しい生活を送り、白髪を増やさないよう心がけるのも大切です。
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